初耳
息子。
小学校高学年の頃から、父親(旦那)とあまり関わらなくなった。
友達より、少し成長が早かった息子。
担任の先生や保健室の先生からは、
「身体の成長に心の成長が追い付いていなくて、情緒不安定気味」と言われていた頃。
情緒不安定ということは、傷つきやすいということでもある。
家庭内の雰囲気も不穏なものにしてはいけないと、私はそれまでよりもっと、旦那の機嫌を損ねないよう気をつけていた。
気をつけてはいたけど。
その頃は、息子は週2のスイミングに週3のバスケ、次女もスイミングと新体操。
ほぼ毎日、何某かの送迎。
夜ごはんの支度もままならない日もたくさん・・・
外で働いている訳ではなかったから、昼間のうちに夕飯も作ったりすればよかったのかもしれないけど
データ入力の内職をしていたので、なかなかそんな時間も作れず・・・
帰りが遅い旦那が、子どもの送り迎えに携わることはほぼ無く、
送迎の負担は、すべて私。さすがに疲れる・・・
疲れがたまってくると余裕がなくなるため、
旦那の「帰るコール」にも、愛想良く付き合えなくなったり
家に入って来た旦那を「おかえり~♪」と明るく迎えられなかったり
旦那が夕飯を食べるのに付き合えなかったりと、ルーティンが崩れがちになってしまう。
それが続くと、旦那はだんだん機嫌が悪くなる。
そして、私の想いとは裏腹に、結局無視が始まってしまい、家庭内の雰囲気が険悪になるという結果に。
それだけに留まらず、旦那は離婚届を私につきつけ、力ずくで無理やり書かせるという暴挙に出た。
それも、子どもの目の前で。
これがきっかけで、息子は旦那に対し、心を閉ざした。
このことが、どれだけ子どもの心を傷つけただろうか・・・と心配はしていたけど。
息子が旦那を避けるようになったきっかけが、これだったとは・・・。
旦那は「子どもには、ケンカをしている姿も見せるべき」という考えだったので
こういうのは子どもに見せるべきではないと私は思う。今でも。
お互いに言いたいことを言って、後に引きずらないようなものならいいかもしれないけど
こんな陰湿なものは、見せるべきではない。
子どもの心に傷しか残さない。
事実、息子の心は、完全に旦那から離れてしまった。
実は、息子が旦那に対して心を閉ざしたきっかけがこのことだったというのは
ふとした会話から、昨日、初めて聞いたのでした。